私がバーチャルカレイドスコープなんて 映像をつくってたりするものだから、
「万華鏡」についてのお話しになることはよくあります。
私は、特にこだわっているつもりもないし、「万華鏡」について 詳しいわけでもない
のだけれど、よくそうなります。
もちろん 実際に鏡を組み合わせての 「万華鏡」はつくったこともありません。
先日、初めて お話しした相手が万華鏡はおもちゃでアートじゃないとおっしゃいます。
万華鏡ってのは 何をいれても よくて 汚いものも醜いものも いれてみて、
汚い・醜い筈が きれいに見えたりするのが万華鏡で だからアートじゃなくて
おもちゃで・・・・って、何をおっしゃりたいのかは よくわからなかったけれど。(笑
私は「万華鏡」には おもちゃもあるし、アートもあると思っています。
そういえば もっと前にもそういうお話しを他の人が言っていました。
「万華鏡はアートとしては確立されていない。
万華鏡は、鏡にうつる偶然の産物で、アートするには 外側をどうにかするしか
ないから、外装に凝って 高価な値段で売っている。外側だけなら 半端な工芸品でしかなく
中に 万華鏡があるということで、工芸品としての厳しい評価を受けずに済んでいる。
そんなものがアートたり得るか?」
とも おっしゃってました。
確かにそういうのもいっぱいあるみたいでございますね。(^_^;)
しかし、万華鏡を覗いて その一瞬を捕らえた写真はアートとして認められている・・・そうな。
うひゃぁ、それって 人の○○○○で相撲を取るみたいな・・・そんな話だよね。(失礼^^;
どんな風に見せるか、どう表現するか さんざ考えて 彫刻家がのみで石を削るがごとく、
画家が絵筆に魂を込めるがごとく 作られた万華鏡があっても、
それ自体はアートじゃなくて、それの写真を撮ったら アートですと・・・。
そう言う話は私の理解の枠を超えているので困っちゃうんですけど、
実際そぉなの?
だとしたら、誠に不思議なアートの世界。
アートだなんだとか、あれこれ言ったって、大事なことは
「人の心を動かす」ことだろ?・・・それができるかできないかだろ?と、言った人がいます。
実に良いこと言うなぁ~と、感心しました。
一番大切なことは どこにあるのか・・・常に考えるのは
大切なことでありまする。
ちょっと雑談でした。
2 comments
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中村@万華鏡
万華鏡作家として、気になる話題ですので私見を
述べさせていただきます。
私自身は万華鏡をアートとして認知してもらうため、
サイト運営をはじめとして様々な努力を続けている
つもりです。
鏡とオブジェクトという限られた表現手段の中で、
如何に自分らしい美しさを表現できるかが万華鏡製作の
楽しい面でもあります。
鏡の組み合わせ方、オブジェクトの選択と表現方法は
色々ですし、ちゃんとした作家は映像だけを見ても
誰の万華鏡なのかすぐにわかります。
でもアートであろうとなかろうと、万華鏡を覗く人の
笑顔が見れたらそれでいいんですけどね。
hatena
> 中村@万華鏡さん
中村@万華鏡さんのサイトのおかげで、沢山の人が認識を
新たにされたことと思います。
サイト運営は大変なご苦労と思います。
いつも様々な情報をありがとうございます(^^)
いずれは お土産絵はがき・記録写真もあればアートもある
絵画や写真のように、
万華鏡にもアート作品があるということが、広く一般的にも
認知されるようになるでしょう。
つい先日まで中村さんち方面へ行っていたので、
お返事が遅れてしまいました。m(_ _)m。