10月はたそがれの国

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お気に入りの短編集。
10月になると 必ず思い浮かぶのがこのタイトル


ブラッドベリは『火星年代記』 『華氏451度』が
とても有名だけれど、
この短編集をお好きな人はたくさん
いらっしゃることでしょう。
読み始めると、すっと別世界に
連れて行かれるのです。
その瞬間は 不思議で、
入ると 切なく、ちょっと怖い。
背筋がザワッと凍るような怖さ、
胸の奥で何かが泣き出したような
そんな切なさ。
10月のひんやりとした空気と、
10月の金色の陽射し。
添えられたモノクロのイラスト。
どれもが、不思議な時間を
奏でます。
訳も詩的です。
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挿絵は 『ジョー・マグナイニ』と あります。
(ジョゼフ・ムニャーニと記されているものもあり、どちらが正しいかわかりません。)
このイラストはすごく好きだったのに 作者のことを
考えたことがなく、
今思えばとても不思議。
で、ネットで検索してみました。
http://www.tobeycmossgallery.com/tenviews.html
http://www.escrow.net/Joe%20Mugnaini%20Art.htm
http://www.serendipitybooks.com/mugnaini.html
http://www.otis.edu/alumni/da/mugnaini.htm
幻想的。実物を じっくり見てみたい絵です。