ふとしたきっかけで、宮沢賢治を読み始めました。
そういえば まともに読んだことはなかったことに気づいたのです。
ちくま書房から 全集が文庫で出ているので、
何気なく一番先に手に取った 6 から 読んでいます。
ある日、電車の中で
「インドラ の網」を 読み始めると、心はどんどん
賢治の美しく不思議で透明な世界に飛んで行き、
おもわず 涙が出そうになりましたが、
電車に乗っているのだと、思い起こして
こらえたのでありました。(^^;
この凛として 美しい世界を 少しの間 想像力を
働かせて 漂います。
はっかの香りを嗅いだときのように、胸の奥のちりが
すっと払われたような気持ちになります。